⇒ 地震被災のさなか、JRA競馬早期開催に大きな疑問?
⇒ 人の道を外れたJRA競馬早期開催
先日、JRA土川理事長と武豊から被災地支援競馬に対するメッセージがVTR放映された。
違和感を覚えずにはいられない印象だけが残った。
なぜ、ご両人とも着席したまま話しているのか?
社会の規律からすれば、
姿勢を正し起立した状態でかつ深々と頭を下げてから挨拶するのが礼儀ではなかろうか。
若しくは冒頭に『着席した状態で失礼致します』と一言添えるべきだった。
また、なぜ一方通行のVTR放映にしたのか?
当日足を運んで下さったたくさんの競馬ファンの面前で、
たくさんの競馬マスコミの面前で、
あなた方競馬サークルが急いて実行する被災地支援競馬の意義を
毅然と語る場にするべきだったのではないか。
これでは、競馬開催の大義名分として被災地支援競馬を掲げているだけと見透かされても止むをえない。
JRAを名実ともに代表するご両人の登場であったが、
誰が作成したのか分からない定型文を棒読みするのではなく、
代表者として相応しい自分なりの言葉で誠を示し
競馬ファンしいては世にメッセージを発する社会的責務を果たすことが大事だったのでは。
理事長、騎手会長の要職にありながら、教養的な乏しさを露呈した。
先回指摘した震災後のJRAニュース更新内容とあわせ、
ここから浮かび上がってくるのは、これら実務に携わるJRA職員の若年層化の進行と推察する。
VTR撮影を担う責任者、JRA/HP更新を担う責任者みなJRA職員の若年層化が
公式な局面でブレーンの機能を発揮していない。
勿論、今回登場した代表者当人の配慮の無さも無視できない。
重ねて申し上げれば、
競馬の体裁は、博打であり、ギャンブルであり社会悪であり、そのDNAは変えようもない。
いまこの未曾有の大震災被災のさなか、社会的見地からJRA競馬開催の必然性は何もない。
福島原発放射能漏れの日本国家危急のこの時、社会的優先度でいえばJRA競馬開催は底辺に位置している。。。